2025年5月23日
一般財団法人樫尾俊雄記念財団
カシオ計算機創業者の1人で発明家である樫尾俊雄の理念を社会に伝える樫尾俊雄発明記念館(運営:一般財団法人樫尾俊雄記念財団)は、第8回「樫尾俊雄 発明アイディア コンテスト」の作品募集を2025年5月26日(月)から9月19日(金)まで行います。
樫尾俊雄は、現在の電卓の基となる世界初の小型純電気式計算機「14-A」や世界初のオートカレンダー付きデジタル腕時計、さまざまな楽器の音が出せる電子キーボードなどを発明し、日本のエレクトロニクス産業の発展に寄与しました。その開発理念を受け継ぎ誕生した “G-SHOCK”は、世界で累計1億4千万個以上も出荷され、世界中の人々に愛用されています。
当記念館では、子どもたちに「発明の喜びを体験してもらい、樫尾俊雄のような発明家を目指すきっかけにして欲しい」という想いから、小学生を対象にした発明アイディア コンテストを毎年開催しています。
今年、樫尾俊雄の生誕100周年を迎えたことを機に、募集テーマに、今世の中で起きているできごとや問題を解決する「世相を反映したユニークなアイディア」を加え、世の中で人の役に立ち、将来あったら良いと思うモノのアイディアを募集します。
応募用紙からの郵送応募に加え、作品をスキャニングしたJPGでの画像などのデジタルデータでの応募も可能です。
(※HPの応募要項をご参照ください)
11月16日(日)には、応募作品の中から選出された10名のファイナリストに、アイディアの意図や思いなどの経緯をオンラインで発表していただきます。発表者の中から高学年の部、低学年の部の最優秀賞である樫尾俊雄賞、発明記念館賞、発明アイディア奨励賞の3賞を決定し発明アイディア コンテスト ホームページ( https://hatsumeicontest.jp/contest/ )で発表いたします。入賞者には、トロフィー・メダルに加え副賞として従来からのG-SHOCKや電子辞書、電子楽器などの他にギフトカード(5,000~30,000円)が贈られます。
今年は募集テーマに、世の中で起こっている自然災害や日本中の観光地がとても混雑しているなど、今、話題になっているできごとを解決するユニークで楽しいアイディアが加わりました。募集テーマの中から沢山の応募を楽しみにしています。
※他の写真が必要な場合は、下記事務局までお問い合わせ下さいますようお願い致します。
子どもたち みんなが発明家 事務局( ㈱スプレ・エィディー内)
〒106-0041 東京都港区麻布台2-3-22 一乗寺ビル
担当:佐藤、中村・大塚
TEL:03-5545-5722 / E-mail: hatsumeika@spre-ad.co.jp
【10:00~18:00 (土日祝を除く)】
【低学年の部】 第7回樫尾俊雄賞(最優秀賞)
東京都サレジアン国際学園目黒星美小学校1年 鳥海 櫂生(とりうみ かい)さん
作 品 名:雨しずく、カラッとかいさつ
応募テーマ:生活に便利で役立つもの
アイディアポイント:雨の日に電車にのると、かさやかばんがぬれているとめいわくなので、かいさつでしずくをとばす。
【高学年の部】 第7回樫尾俊雄賞(最優秀賞)
東京都江戸川区立西一之江小学校5年 野口 こころ(のぐち こころ)さん
作 品 名:かさぶたBANK改め爪BANK!
応募テーマ:人の役に立つもの
アイディアポイント:みんなの協力が得やすい!!皮フ移植が必要な人々の力になれる!
【低学年の部】発明記念館賞(優秀賞)
東京都荒川区立第四峡田小学校3年 佐藤 大悟 (さとう だいご)さん
作 品 名:牛のゲップが世界をすくう!"O₂ぼ牛”(オーツーボウシ)
応募テーマ: 未来の世界であったらいいなと思うもの
アイディアポイント:地球温だん化の原因である牛のゲップを吸引して酸素にかえて放出するボウシです。光合成をします。
【高学年の部】発明記念館賞(優秀賞)
東京都小金井市立小金井第一小学校4年 永井 彩羽(ながい あやは)さん
作 品 名:盲ろう者のためにある「白状ポケット」
応募テーマ:体の不自由な人に役立つもの
アイディアポイント:盲ろう者のために白状や点字などの身の周りのことを利用してやりました。
【低学年の部】発明アイディア奨励賞
東京都サレジアン国際学園目黒星美小学校2年 瀧山 夢叶(たきやま ゆめと)さん
作 品 名:トイレでけんこうチェック! ”チョット”~チェックトイレ~
応募テーマ:人の役に立つもの
アイディアポイント:けんこうでいるためになにが大切か考え毎日の生活の中であたりまえにする。トイレでけんこうかんりができたらいいなと思いました。
【高学年の部】発明アイディア奨励賞
愛知県刈谷市立住吉小学校5年 水谷 斗緒(みずたに とお)さん
作 品 名:手と心で感じる プラネタリウム
応募テーマ:体の不自由な人に役立つもの
アイディアポイント:目の不自由な方でも楽しめるプラネタリウムなので点字を利用して触れることができる。
【低学年の部】 審査員特別賞
東京都サレジアン国際学園目黒星美小学校2年 本田 旭 (ほんだ あさひ)さん
作 品 名:大好きバッジ
応募テーマ:未来の世界であったらいいなと思うもの
アイディアポイント:気もちをおくってがんばれるようになる。
【低学年の部】 審査員特別賞
愛知県刈谷市立富士松南小学校3年 加藤 瑠惟 (かとう るい)さん
作 品 名:思い出カメラ
応募テーマ:体の不自由な人に役立つもの
アイディアポイント:とったしゃしんから、においやかんしょくがわかって、どんな人でもしめる。
【高学年の部】 審査員特別賞
千葉県浦安市立高洲北小学校5年 北島 華来(きたじま かこ)さん
作 品 名:スーパーストロー
応募テーマ:生活に便利で役立つもの
アイディアポイント:飲むときに使うストローが人間にももっとやさしくなった。
【高学年の部】 審査員特別賞
愛知県刈谷市立富士松北小学校6年 加藤 歩夢(かとう あゆむ)さん
作 品 名:災強ビル
応募テーマ:人の役に立つもの
アイディアポイント:いろいろな災害が起こるので建て物自体がいろいろな災害に対応できる構造になっています。
樫尾俊雄発明記念館は、カシオ計算機の創業者の一人で、世界初の小型純電気式計算機「14-A」など数多くの製品を生み出した発明家 樫尾俊雄の発明の志を後世に伝えるため、カシオ計算機の歴史的製品を展示しています。また、次代を担う子どもたちに、樫尾俊雄の発明への志を伝えるべく、小学生を対象にした夏の特別展示や体験教室、また全国の小学校を対象に、発明のヒントや考え方などを学ぶワークショップを実施。
2018年からは、発明を通じて社会に貢献する喜びをより多くの子どもたちに知ってもらうため、「発明アイディア コンテスト」を企画し、「人の役に立つもの」「日常生活に便利なもの」「未来の世界であったらいいなと思うもの」をテーマに作品募集を行っています。
外観
発明の部屋
樫尾俊雄が兄弟とともに開発した小型純電気式計算機「14-A」を展示しています